マックスバリュ東海株式会社 長泉工場様様
マックスバリュ東海株式会社様は、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、滋賀県、神奈川県、山梨県の7県で、食品スーパーマーケットを約240店舗展開されているイオングループの企業様です。
同社の長泉工場では、店舗で提供されるデリカ商品のうち、お惣菜やお弁当、おにぎりなどを製造されています。
同工場では、すでに既存モデルの惣菜盛付ロボット「Delibot」をご導入いただいておりましたが、この度、製造ラインのさらなる自動化・効率化に向けて、新たに最新モデルの「Delibot」をご導入いただきました。
今回は、既存モデルと最新モデルにおける性能・機能面の違いや、ロボット導入の前後に起きた現場の変化などについて、商品本部PC運営部長泉工場デリカ工場長 吉田様、同部PC運営部長泉工場デリカ副工場長 平山様に詳しくお話を伺いました。

導入事例紹介
御社の概要、導入いただいた工場の特徴について教えてください。
当社マックスバリュ東海株式会社は、静岡、愛知、三重、岐阜、滋賀、神奈川、山梨と7県にまたがりり、スーパーマーケットを約240店舗展開している企業です。
その中でも長泉工場におきましては、店舗で提供しておりますデリカ部分のお惣菜や、お弁当、おにぎりを主に製造している工場です。また、米飯類で約4万食、惣菜で約2万食を日々製造しております。
ロボットを導入することになった背景を教えてください。
人手不足が非常に深刻な課題でした。特に人件費をはじめ、様々な経費が年々高騰する中で、工場経営にも大きな不安を感じておりました。
また、当工場においては、全作業の50%が盛り付け作業であり、その内さらに約半分が、惣菜の盛り付け作業となっております。この盛り付け作業にフォーカスして改善が実現できれば、工場全体に大きな変化が生まれるのではないかと考えておりました。
しかし、当工場のような狭いスペースであっても、少量多品種の工場でも、導入可能だということが分かり、今回導入へと踏み切りました。

複数のモデルの導入実績がありますが、既存モデルはどう活用されていますか?
既存モデルは、現在も製造ラインで活用しています。主にポテトサラダや野菜を使ったマカロニサラダの盛り付けをしています。
練り物系がメインで盛り付けをしていますが、他にも和惣菜などに対応できるといいなと思っていました。
清掃性・耐久性、そして食材の対応種類が少ないことが課題でした。
既存モデルと新モデルの違い・進化について教えてください。
新モデルは、まず見た目が大きく変わりました。旧モデルと比較すると、サイズがぐっとコンパクトになり、移動させられるほど扱いやすくなっています。
性能面では、旧モデルでは難しかった和惣菜も、盛り付けられるようになりました。今では、きんぴらごぼうを毎日盛り付けています。
また、清掃性も飛躍的に改善されました。メンテナンスの手間が減り、品種切り替えの時間も切り替えも10分から15分ほどに短縮されました。
さらに、盛り付け重量の精度も向上しています。目標の重量で正確に盛り付けできるため、原料コストが大きく改善されました。

現場の方の感想・反応はいかがですか?
導入前は、新しいモデルということもあり、現場には不安の声もありました。しかし、導入して1週間ほどで使いやすさが伝わり、今では非常にありがたい存在になっています。
最初は「ロボットは難しいもの」というイメージがありましたが、それ程難しいものではなく、ロボット人間が同じように、スムーズに作業をこなしてくれています。「ロボットでこれだけ生産できるなら、もっと早く使っていればよかったのではないか」という声も上がっているほどです。
また技能実習生でも簡単に操作ができ、操作だけでなく部品の取り付けも簡単です。
ロボット導入前と後で、何が変わりましたか?
人手に頼っていた盛り付け作業を、ロボットと人が一緒に行うことで、生産性をを高めることができるようになりました。今までは7名必要でしたが、わずか3名で作業が可能になりました。
現場の意識も変わりました。最初は不安もありましたが、試行錯誤しながらロボットを向き合うことで、少しずつ生産性が上がっていきました。
スタッフも、ロボットに寄り添って性能を最大限引き出そうと進化し続けています。
今では、失敗しても「次はどのように改善するか」を考えるなど、前向きにチャレンジする雰囲気が生まれています。

今後、ロボットに期待する事はありますか?
今後は、さらに多くの種類の食材(これまで難しかった食材や新しい商品)にも対応できるようになれば、工場にとって大きな力になります。
ロボットも進化していく必要がありますが、同時に、私たち使う側も製品をより理解し、寄り添うことで性能を最大限に引き出せるよう進化していくことが大切だと思います。そうすることで、さらにより良いものへと育っていくのではないでしょうか。
こうした技術やシステムが日本全国に広がっていけば、素晴らしいロボット事業に発展していくと期待しています。その中で、当社もお役にたてればいいなと考えています。
