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“ロボフレ”に向けて、惣菜製造工程を自動化する業界初のロボットを複数の現場に実装

2023.3.22

プレスリリース

コネクテッドロボティクス株式会社(本社:東京都小金井市、代表取締役:沢登哲也)は、2022年8月に今年度の経済産業省の事業である「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」および、農林水産省の事業である「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうちスマート食品産業実証事業のうち、モデル実証事業」に採択された一般社団法人日本惣菜協会(東京都千代田区、会長:平井浩一郎)から協力企業として選定され、ユーザーである小売り・惣菜製造企業15社、課題解決のためのトップ技術を持つベンダー・協力企業15社とともに、ロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境構築に向けて、ロボット・AIの実現場への導入を推進してまいりました。
今年度このプロジェクトを通じて「惣菜盛付ロボットシステムDelibot™(トレー供給一体型)」「惣菜盛付ロボットシステムDelibot™(省スペース型)」「超高速蓋閉ロボットシステムFutappy」を開発しました。そのうち2種類は業界初※1となります。

■惣菜盛付ロボットシステムDelibot™【トレー供給一体型】の導入

今年度は農林水産省の事業で、多様な食材に対応できるように改良を進めました。ハンドの形状や、ロボット制御方式を㈱関東ダイエットクック、ブンセン㈱と共同で改良し、和惣菜ひじきの盛り付けの現場導入に成功しました。
当ロボットは㈱関東ダイエットクック(神奈川県神奈川工場)に1台、ブンセン㈱(兵庫県本社工場)に1台、2023年2月にそれぞれ現場導入しています。

■惣菜盛付ロボットシステムDelibot™【省スペース型】(業界初※1)の開発

経済産業省の事業で、惣菜盛付ロボット省スペース型を㈱ベルクと日本サポートシステム㈱ともに開発。トレー供給機を外部に切り出し、ロボットの小型化の検討を行うことで、設置面積を約1/4に縮小。
トレー供給機を外部に切り出すことで多様な容器への盛り付けにも対応が可能になりました。また、ロボットの動作範囲を最小限にして、食材が周囲に飛散しにくい設計に変更したことで、清掃性・保守性を向上させました。
当ロボットは2023年4月に㈱ベルク(㈱ホームデリカ)(埼玉寄居町の第一工場)に、2セット4台導入予定です。


■超高速蓋閉ロボットシステム(業界初※1)の開発

経済産業省の事業において、日本惣菜協会の会員調査で機械化の要望の高かった蓋閉め作業の自動化を目的として、調理麺を製造している㈱デリモと、㈱FAプロダクツ、新エフエイコム㈱、日本サポートシステム㈱とともに、業界最高速※2 最大1500個/時間の超高速蓋閉ロボットシステムを開発しました。現場の状況に応じて多種多様な容器への対応が可能。大中小の様々なサイズ、丸形、長方形などの複数の容器形状、外嵌合・内嵌合・麺嵌合などの複数の嵌合方式にも対応します。 当ロボットは㈱デリモ(埼玉県草加工場)に2023年4月に2台導入予定です。 


※1は全て一般社団法人日本惣菜協会調べ
※2上記性能は容器などの条件によって大きく変わります。